08月11日

究極のライン

和式毛鉤釣りにおけるラインの重要性は、
竿、毛鉤より勝ると言っても過言ではありません。
自分の思っているところに振り込めなければ、
その毛鉤が良いのか悪いのか判断は出来ません。
竿がよくてもラインが悪ければ毛鉤は思うように飛んでくれないし、
まして風の強い日などはお手上げの状態になってしまいます。
納得できるラインを望むなら、自分で作る以外はありませんでした。
ナイロン、フロロカーボン、糸の太さ、ピッチの幅、糸の本数、色、
と数限りない組み合わせから自作し、
これはと思う数種類を、昨シーズンまで使い分けていました。
そして念願のチタンラインを冬ごもりの中、完成させました。
チタン細線の、より糸によるテーパーラインです。
チタン糸の種類、糸の太さ、ピッチの幅、糸の本数、
と、様様な組み合わせから、試行錯誤の挙句、
フックサイズ11番から16番まで使える、ラインに仕上げました。

ナイロンの比重が約1、フロロカーボンが約2、チタンは約4、5と
いうところです。
比重が重ければ、より細いラインが出来ます。
細ければ細いほど、風の影響を受けないと言うことです。
正確な振込みにもつながります。
そして、結果的には風の影響を受けないので、
毛鉤を飛ばすのに必要な重さだけの軽いラインが出来ます。
細さはフロロカーボンの約3分の1、総重量は約5分の3
というところでしょうか。

ラインが軽ければ、
オツリやドラッグがかかりにくいという好結果にもなりました。
チタンという性質上その直線性が良い方にむいています

他にも語り尽くせない良い点が数多くあります。
今はこのラインを常用しています。
ただし、カール、パーマしたら丁寧にほぐすようにします。
無理やりに引っ張るとチタンの性質上、折れてしまうからです。

長い説明になってしまいましたが、
それだけ思い入れが大きいと言うことです。
私のスーパーアイテムのひとつです。

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