その他の化粧品・香粧品について!!

{参考文献}理容・美容学習事典(1968年度版)

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1.アサ油(あさあぶら) 2.アストリンゼント 2-2.アストリンゼント
   クリーム
2-3.アストリンゼント
   ローション
3.アセチールコリン 4.アセトン
5.アニオン活性剤 6.アニス油(ゆ) 7.アマニ油(ゆ)
8.アーモンド油(ゆ) 8-2.アーモンド・ミール 8-3.アーモンド乳液
9.洗粉(あらいこ) 10.アラビア・ゴム 11.アルカリ性化粧水
12.アルコール 13.アルコール・カリ 14.安息香(あんそくこう)
14-2.安息香チンキ 15.安定剤 16.アンバー
17.アンモニア 18. 19.
 

1・アサ油(あぶら)
   大麻油ともいう。大麻の種子を絞って得られる乾性油で、その
   乾燥性はアマニ油に比べて少し劣る。軟石鹸・食用などに
   用いられる。

 

2・アストリンゼント(Astringent)
   収れん(または収束、縮むの意)剤をいう。
   酸性の化粧水でさらっとした感じのもの。

 

2−2・アストリンゼント・クリーム
   収束性の化粧用クリームのこと。たんぱく沈殿作用による
   汗口や毛孔を閉鎖する作用がある。

 

2−3・アストリンゼント・ローション
   収束作用の強い化粧水。
   水、硼酸(ほうさん)、グリセリンアルコールを主成分とし、
   微量の香料と色素を加えてある。あぶら性の皮膚に適し、
   春から夏へかけての化粧くずれを防ぐ。化粧下地や、男
   子のひげそり後の手入れに好適である。

 

3・アセチールコリン(Acetylcholine)
   コリンの酢酸エステル、アブラナ科植物のナズナ、牛や馬の
   脾臓(ひぞう)などに多く含まれる。筋神経接合部の興奮伝達
   にあずかる。尋常性白斑や円形脱毛症の治療に用いることも
   ある。アセチールヒョリンともいう。

 

4・アセトン(Acetone)
   アセチレンからとれる無色の液体で、香りが良い。薬品の
   原料。マニキュア落とし(ポリッシ・リムバー)に使用される。

  ●エナメル除光液
 

5・アニオン活性剤
   陰イオン界面活性剤のこと。水と油のように混和しにくい
   両者間の界面(水分子と油分子の境界面)に作用して、
   両者を混合しやすくする性質をもつものを「界面活性剤」と
   いい、その働きをする部分のイオン的性質によって、
   カチオン活性剤(陽イオン系)、アニオン活性剤(陰イオン系)、
   非イオン活性剤、両性活性剤の4種に分けられる。
   普通の石鹸、合成洗剤の多くはほとんど、このアニオン
   活性剤に属す。
  ●=>カチオン活性剤
 

6・アニス油(ゆ)
   ウイキョウの実を蒸留して得られる油。アネトールを主成分
   とし、淡黄色のシロップ状でやや甘い佳香と焼くような味と
   を持ち、15度以下では固化する。石鹸および安価な化粧料
   として、特にリキュール(洋酒の一種)の調香料として用いら
   れる。

 

7・アマニ油(ゆ)
   アマの種子を絞って得られる乾性脂肪油で、空気中に放置
   すると弾力性のある、耐水性半透明のリノキシンを生ずる。
   この性質を利用してペイント、ワニス、印刷インキ、油脂布
   などの製造に用い、またゴムの代用品、石鹸の製造などに
   少量使用される。
  ●植物性油脂
 

8・アーモンド油(ゆ)
   扁桃油(へんとうゆ)ともいう。
   扁桃の種子の中に40〜50%含まれ、これから採取される。
   扁桃には苦扁桃と甘扁桃があるが、いずれからでも同じ油
   が得られる。化粧品・薬用・香油・減摩油に用いる。

 

8−2・アーモンド・ミール
   アーモンド(扁桃)という植物の実をつぶして粉にしたもの。
   パック美顔術にパック料の成分として用いる。

 

8−3・アーモンド乳液
   アーモンドという植物の実を主成分にして造られた化粧用乳液
   のこと。

 

9・洗粉(あらいこ)
   洗浄料としては、古い歴史を持っているが、良質な化粧石鹸
   の普及とともに、その使用は次第に減りつつある。しかし、
   石けんはどんな良い製品でも、水に溶けると加水分解して
   アルカリを生じPH9.5〜10.5程度のアルカリ性を示す。この
   ため鋭敏な皮膚を刺激し、強い洗浄力による完全脱脂の為
   に、荒れ性の人、弱い皮膚の人、幼児などに対しては適当
   でない。洗粉が今なお使用されているのはこのためである。
   原料は澱粉(でんぷん)性原料・たん白質性原料・アルカリ性
   物質・石鹸、その他があるが、洗粉本来の性能からいえば、
   アルカリ性原料や石鹸などは用いないのが望ましく、少量の
   使用にとどめるべきである。荒れ性や幼児の皮膚に適する
   洗粉としては、生大豆粉・米ぬか(石粉を含まぬもの)・粉乳
   ・アーモンド末などの油脂原料を使用する。

 

10・アラビア・ゴム(Gum arabic)
   アカシヤ属植物の枝から分泌される白色粉末で、水によく溶け、
   乳化剤として、コロイド溶液を造るのに用いられる。化粧水
   原料となる。主成分はアラビン酸で市販品は塊状あるいは
   粉末状をしてうすい黄色の透明物質である。一般に錠剤・乳剤
   ・糊などを造るのに用いる。

 

11・アルカリ性化粧水
   アルカリ性を示す化粧水の呼び名で、主成分は水、アルコール
   グリセリンである。これに少量のアルカリ剤を配合し、香料と
   着色料を添加したものをいう。化粧下用及び荒れ止め用として
   広く用いられる。多くのアルカリ性化粧水はPH8〜8.5で、
   いずれの皮膚にも向くが特に荒れ性肌や中年以上の肌には
   適している。アルカリ性化粧水として古くから用いられてきた
   ものにベルツ水がある。
  ●=>酸性化粧水

 

12・アルコール
   一般に酒精をさす。すなわちエチルアルコールのことを言う。
   糖類のアルコール醗酵によって生ずる無色の液体で、揮発しや
   すく燃えやすい。炭化水素の水素原子を水酸基で置換した化合
   物(ただしフェノールを除く)で、一種の芳香と辛みとを有し、
   多くの有機物をよく溶かす。燃料・溶剤・医薬などに広く使用
   され、酒類の主成分である。香粧品としては、適当に水で薄めて
   皮膚に塗れば、その蒸発による清涼感と、軽い収束作用によって
   皮膚を引き締める効果がある。濃いアルコールは皮膚の炎症を
   起こすおそれがあるので、50%以上の濃度のものは化粧用と
   しては有害である。普通30%以下を適当とするが、化粧水では
   5〜15%、ローションでは30〜50%くらいで、アルコールの
   殺菌作用は70%が最高だから殺菌効果はあまり期待出来ない。
   グリセリンと併用されている時は、グリセリンのねばねばした
   感じを和らげる効果がある。

 

13・アルコール・カリ(Alkoholisches kali)
   苛性カリのアルコール溶液。有機化合物のハロゲン誘導体から
   ハロゲン化水素を脱離する試薬などとして用いられる。油脂類の
   鹸化(けんか)にも用いる。  

14・安息香(あんそくこう)
   ベンゾインともいう。南洋諸島に生えるエゴノキ科植物の安息香
   の樹皮を傷つけ、そこから分泌される樹液を凝固させた一種の
   バルサムで甘く焼くような味を持つ。熱すれば強い芳香を放つ。
   薫香(くんこう:火に入れて炊く香料)・またはポマードに用い、
   また化粧品の防腐剤としての安息香酸の原料とする。

 

14−2・安息香チンキ
   安息香粉末をアルコール75〜85%に混ぜて製する。黄色を
   帯びた赤褐色の液で、特異の芳香を持ち、水に加えると乳濁し、
   酸性の反応を起こす。皮膚の刺激を薄める効果がある。化粧
   の原料に用いる。

 

15・安定剤
   懸濁液(けんだくえき)または乳濁液を造ったり、保存するときに、
   沈殿の生ずるのを防ぐために加える物質。コロイド状の多く
   の化粧品には、必ず安定剤が用いられている。たんぱく質類・
   ゴム類をはじめ諸種の物質がある。

 

16・アンバー(Umber)
   ウンブラともいう。天然のかっ色顔料で成分はオークルに似て、
   二酸化マンガンおよび珪酸塩を含む水酸化鉄で、固まりとなって
   産出する。これを粉砕または、か焼(オキシ酸の塩を熱して酸化
   物を造ること。一般に物を焼いて灰を利用すること。)して絵の具・
   塗料の原料とする。隠ぺい力・耐久力が強いので香粧品の着色料
   としても賞用される。

 

17・アンモニア(Ammonia)[NH3])
   塩化アンモニウムを消石灰とともに熱すると得られる。常温で
   無色、刺激臭の強い気体で、液体アンモニアは種々の物質を
   溶かす。肥料や硝酸の製造原料、各種アンモニウム塩の製造、
   あるいは製氷、冷凍用などその用途は広い。理容・美容の面
   では、おもに、ミシン・ウェーブ用ソリューションの原料として、
   アンモニア水、あるいは炭酸アンモニウムなどの形で用いら
   れる。アンモニア水は他のアルカリや亜硫酸塩などよりも、
   ゆるやかなウェーブがかかるのと、揮発性であとに残らない
   ので賞用されるが、一方その特有の臭気は好まれない。


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