その他の化粧品・香粧品について!!

{参考文献}理容・美容学習事典(1968年度版)

★あ

★え

1.栄養クリーム 2.エオシン 3.液体口紅
4.エステル 5.エタノール・アミン 6.エチルアルコール
7.エチレンジアミン
 テトラ酢酸
8.エッグ・パック 9.エッセンス
10.エーテル 11.エナメル 11-2.エナメル除光液
12.エマルジョン 13.エモーリエント・クリーム 14.塩化ナトリウム
15.塩酸 16.塩析 16-2.塩析石鹸
 

1・栄養クリーム
  @ナイトクリーム
  Aラノリンクリーム
   栄養という言葉は、健康を維持するために、食物を口から取る
   のと同じ感じを与えるが、化粧品では皮膚が自然に営んでいる
   正常な生理作用を助けて、健康な美しい皮膚を造り、また維持
   するために、皮膚表面に潤いを与え、なめらかな弾力あるもの
   にすることである。したがってこのクリームでは皮膚に対する
   悪影響を避けるために、ほとんど鉱物性油は使われていない。
   皮脂に近い主要成分、例えばコレステリン、レシチン系のもの
   をもっとも良い条件で乳化させ、毛嚢(もうのう)内にもよく
   しみ込むようにする。また皮膚に不足している脂肪分を補給し
   て、老化・小じわ・たるみなどを予防することも、この目的に
   あげられる。

  ★処方例
   晒蜜蝋(さらしみつろう) 5〜8%、
   鯨蝋(げいろう) 7〜10%、
   セタノール 4〜5%、
   アーモンド油 3〜5%、
   脱水ラノリン 5%
   スクワラン 3%、
   皮膚柔軟湿潤剤 5%、
   コレステリン高級脂肪酸エステル 0.2%、
   パラ・オキシ安息香酸ブチル・エステル 0.2%
   O/W型乳化剤 2%、
   W/O型乳化剤 4〜5%、
   硼砂(ほうしゃ) 0.5〜1%、
   調合香料 0.5〜0.8%、
   蒸留水 100%
  ◎このほかオリーブ油、卵胞ホルモン「エストロゲン」、各種の
   ビタミン剤が使用されているものもある。製造方法はコールド・
   クリームとほぼ同じである。
  ●エモーリエント・クリーム
  ●コールド・クリーム
 

2・エオシン(Eosin) [C20 H6 O5 Br4 Na2]
   フタレイン染料の一種で、氷酢酸にフルオレッセインを溶かし
   臭素を作用させて造る。堅牢度(けんろうど)は低いがきれいな
   赤色の染料である。香粧品・昇こう水の着色剤として用いられ
   るほか、赤インキの原料としても使われている。

 

3・液体口紅(えきたいくちべに)
  ●水紅(みずべに)
 

4・エステル(Ester)
   有機酸または無機酸とアルコールとから実際に水を分離して
   できる化合物。また理論上これに相当する構造を持つ化合物
   を言う。中性エステルは、一般に水に溶けにくく、揮発性で
   香りのよい液体である。低級エステルは芳香のある液体で、
   人工果実エッセンスとして食品の香料に用いる。エステルの
   あるものは、天然の植物の精油中に含まれる。

 

5・エタノールアミン(Ethanolamine)
   3種のアミノ・アルコールがこの名で呼ばれる。いずれも無色、
   吸湿性の液体または固体で水を吸って粘性に富む液体となる。
   水・アルコールに溶け易く、ベンゼン・アルコールに溶けにくい。
   エタノールアミンは、ガス中に含まれる炭酸ガスや硫化水素など
   の吸収、フェノール抽出用溶媒などに用いられる。また脂肪酸
   石鹸を造らせ、これを洗浄剤・乳化剤・化粧品の原料にする。
  ●トリエタノール・アミン
 

6・エチルアルコール(Ethylalcohol)
   単にアルコールともいい、エタノール、酒精などともいわれる。
   凝固点は摂氏−114.15度、沸点は摂氏78.3度の無色透明、
   特有の香りと味を持つ液体で麻酔性がある。水とは任意の
   割合で混ざり、混合の際、体積の収縮と発熱を伴う。工業的
   には、サツマイモ・ジャガイモなどの澱粉(でんぷん)質、糖蜜、
   糖類を含む果実、さらに鋸屑(のこくず)などのセルロース質、
   亜硫酸パルプ廃液などを原料とし、必要ならばこれを適当な
   方法で糖化してから、酵母でアルコール醗酵させ蒸留して製造
   する。溶剤、燃料、種々の化学薬品の合成原料として広く用い
   られるが、アルコール性飲料として消費される量が大きい。

 

7・エチレンジアミンテトラ酢酸(Ethylediaminetetre acid)
   通俗名として、EDTAまたはエンタ「Enta」という。
   無色の固体。水の硬度の測定、ゴム工業・紡績・染色、医薬
   あるいは洗浄剤安定剤として金属鉱業・化粧品製造にも用
   途は広い。

 

8・エッグ・パック(Egg pack)
   美顔術の一種。パック料「剤」に卵を応用した代表的なパック
   である。これは皮膚に脂肪分や栄養を与え、その方法も簡単で
   ある。代表的な処方は次の通りである。
  ★処方例
   @乾性の皮膚には、良質の小麦粉と卵黄「新鮮なもの」、オリーブ
    を(マヨネーズのように)、練って用いる。
   Aあぶら性の皮膚には、良質な小麦粉と卵白「新鮮なもの」を練り
    合わせて用いる。
  ●パック美顔術
 

9・エッセンス(Essence)
   主に植物性の香気の高い成分を取り出し濃縮した精油状のもの。
   昔は植物の花、つぼみ、果実、葉、皮、根などから採った天然
   エッセンスであったが、価格と大量生産の関係で、近来は人造
   エッセンスが多く出回っている。においの品位は天然品のほうが
   はるかにまさっている。
  ★天然品の匂いの成分。
   @化粧品、石鹸用エッセンス(花・つぼみ・ジャコウ・シベット)
   A食品・飲料用エッセンス(果実・枝葉)
  ★人造品の匂いの成分。
   コールタールなどを原料にして、匂いを出す原子や原子団を
   有する化合物を作ることによって得られる。
   @天然品にあるのと同じ成分の匂い。
   A科学的に作った匂い。
 

10・エーテル(Ether)
   エーテルとは、R-O-Rのように酸素原子に2個の炭化水素基
   (脂肪族または芳香族)が結合した有機化合物の総称で、普通
   エーテルといえばエチル・エーテルまたはジェチル・エーチルの
   ことを指し、これは無色の流動性の揮発しやすい液体で、特有
   の臭気がある。非常に引火しやすく、エーテルの蒸気と空気と
   の混合物は爆発を起こす。アルコールと任意の割合で混ざり、
   水には少し溶け、また水を少し溶かす。溶剤として重要であり
   また麻酔性があり、そのままで、またはアルコールと混合して
   ホフマン氏液を作って麻酔剤とする。
 

11・エナメル(Enamel)
   エナメル・ペイントの略称で、製法・性質はほぼ油ペイントに似て
   いるが、油ペイントと異なる点は展色剤「塗膜を形成させる成分」
   として油の代りにワニスを用いることである。その塗膜は平滑で
   光沢を持つ。美容でエナメルといえば一般にネール・エナメル
   (ネール・ラッカー)のことを指す。
 

11−2・エナメル除光液
   ネール・ラッカーなどを、除去するために用いるもので、これは
   溶剤の化合物である。普通アセトン、酢酸エチルなどがよく用い
   られるが、これらの溶剤だけではラッカーだけでなく爪の蝋(ろう)
   脂肪質をも除去して、連用によって爪をもろくしてしまうおそれ
   があるので、油脂その他を配合して防ぐ。油脂としてはヒマシ油
   アーモンド油オリーブ油などのほか、良質の鉱物油鯨蝋
   (げいろう)なども用いる。ポリッシー・リムバーともいう。
  ★処方例
   アセトン 85%、ステアリン酸プチル 5%、ジグリコール・
   モノエチルエーテル 10%
 

12・エマルジョン(Emulsion)
   乳濁液のこと。ひとつの液体の中にもうひとつの液体の微粒子
   が分散して乳状をなしている状態を言う。油と水とを混ぜて
   振盪(しんとう)すれば一時的に乳濁液を生じるが、すぐに
   2層に分離する。しかし、これに適当な乳化剤を加えて振盪
   すると、長い間乳濁液として保存される。普通、日常生活に
   みられる乳濁液の代表は、動物の乳で、牛乳の成分である
   たんぱく質・脂肪・乳糖・水分のうち、脂肪は水に溶けない
   ために、小滴となって水の中に浮いている水中油滴型の乳濁
   液である。マヨネーズもサラダクリームもこれに属し、この
   場合卵黄が乳化剤として入っている。化粧品には乳濁液の
   ものが多く、コールド・クリームクレンジング・クリーム
   などは油中水滴型の乳濁液で、バニシリング・クリーム
   主として水中油滴型である。
  ●乳化剤
 

13・エモーリエント・クリーム(Emollient cream)
   これが現在のコールド・クリーム「油性クリーム」であり、
   栄養クリームナイト・クリーム、若返りクリームとなどと
   も呼ばれている。このクリームは皮膚に塗ると浸透して
   皮膚を柔軟にし潤いを持たせ、表面に薄い被層を造って、
   寒冷や風などの外界の悪影響を保護するところから、
   エモーリエント(柔らかにするという意味)クリームと呼
   ばれる。ティッシュ・クリーム(あるいはスキンフッド)と
   呼ばれるものはラノリンや吸収基剤を含んでいるものをいい、
   エモーリエント・クリームの一部である。
  ★処方例
   白蝋(はくろう) 15%、アーモンド油 13%、鯨蝋 5%
   脱水ラノリン 12%、流動パラフィン 21%、硼砂 1%、
   水 33%、 香料および酸化防止剤は適宜。
 

14・塩化ナトリウム(NaCl)
   食塩ともいう。天然に岩塩として多量に産出し、また海水中
   にも2.8%ほど含まれる。無色の結晶。水酸化ナトリウム・
   炭酸ナトリウム・塩酸・塩素などの製造原料になる。
   食用として、または防腐剤として食品などの貯蔵用に用い
   られる。動物体内にあって種々の重要な働きをしている。
   石鹸の製造に際しては塩析過程に用いられる。
 

15・塩酸(HCl)
   塩化水素の水溶液をいう。純粋なものは無色、工業用塩酸は
   塩化第三鉄を含み黄色である。濃いものは激臭があり、煙を
   発生する。色素類の製造、またアミノ酸しょう油、澱粉(でんぷ
   ん)の糖化に用いる。そのほか、多くの化学、医学上の研究に
   なくてはならない酸である。
 

16・塩析(えんせき)
   ある物質(主として有機物質)の溶液に可溶性塩類を加えて、
   その溶質を析出させること。塩類を溶液に加えて非電解質溶
   質の溶解度が減少する場合に起こる。例えば、石鹸の製造に
   おいて食塩を加えて石鹸を析出させるなど。また塩を加えて
   蛋白を沈殿させることを塩析という。
 

16−2・塩析石けん
   油脂苛性ソーダー溶液を加え煮沸して生ずる石けん溶液
   (石鹸膠)に食塩またはそれの溶液を加え、塩析して粒状に
   分離させたソーダー石けんをいう。これは石けん廃液を含ま
   ない、多くの石けんの製造はこれに属する。
 ●石けん


★あ

★え