その他の化粧品・香粧品について!!
{参考文献}理容・美容学習事典(1968年度版)
★な★に★ぬ★ね★の
1・ニグロシン ( Nigrosine )仏
化粧品では黒色の着色料として用いられる。
分子構造が複雑な染料の一種で、色は灰色、黒色などが
ある。塩基性のアルコール溶性ニグロシンは黒色のアル
コール・ワニス、靴墨、タイプライターリボンなどに広く
用いられる。スルフォン化された水溶性ニグロシンは、
酸性染料として絹の灰色染色になくてはならぬもので、
また、各種の黒色インキに用いられる。
2・ニッケル染毛剤
金属製染毛剤の一種。これは鉄の染毛剤と使用法は同じで
ある。
★処方例
@第1液
硝酸ニッケル 40g
炭酸アンモニウム 10g、
アンモニア(10%)1500cc
水 800cc、
砂糖 5g
A第2液
ピロガロール 60g
アルコール 200cc
水 740cc
3・ニート・ソープ ( Neat soap )
石けんの製造過程において、けん化が終わると、少量の
食塩水を釜の中に入れて純良な石けんを分離させる。
この操作を塩析というが、塩析のあと釜の中は2つの
層に分かれる。上部に石けん分、下部に甘水という
グリセリンを含んだ不純物ができ、上部の石けん分を
ニート・ソープと呼ぶ。ニート(Neat)は混ぜ物のない
純粋という意味である。
4・乳液
使用上からは化粧水に属するようにみえるが、内容の組成
や作用などの点でクリームに属しているともいえる。
これは化粧水とバニシング・クリームの中間の形および作用
をもっている。おしろいの付きをよくする効果があるので、
化粧下にも使われ、ハンドローションにも用いる。乳液には
粘漿「ねんしょう:液体に粘りを与える物質」を含むものと
含まないものとの2系統がある。後者がバニシング・クリーム
の水分の多いものといえる。また油性乳液もこれに含まれる。
1・粘漿を含む乳液
粘漿を基剤としてさらに乳濁度を増すために樹脂または蝋、
ステアリン酸などを乳化させて含ませたものである。粘漿の
原料としてはトラガントゴム、マルメロ、アルギン酸ナトリウム、
ペクチンなどのほか、近来ではメチルセルロースやC.M.C
などがある。
★処方例
@安息香チンキ 5%
Aアルコール 5%
Bトラガントゴム 1%
C石炭酸 0.05%
Dグリセリン 5%
Eセチル硫酸ナトリウム 0.1%
F水 83.35%
G香料 0.5%
BDEFで粘漿を作り、@ACGの混液を前記に
かき混ぜながら注ぎ加えよく混和する。
2・粘漿を含まない乳液
これはバニシング・クリームの水分が多くなった形と
いうことができる。アルカリにトリエタノールアミンを
用いると、美しい真珠のような光沢のある乳液が
得られる。
★処方例
@ステアリン酸 3%
Aセタノール 2%
Bグリセリン 4%
Cトリエタノールアミン 0.75%
Dホウ砂 0.75%
E水 89%
F香料 0.5%
@Aを混合溶融し、BCDをEに溶かして加熱し、これを
かき混ぜながら前記に徐々に注ぎ加える。かき混ぜながら
冷やして約摂氏50度位になった後、Fを加える。
5・乳化剤
乳化(乳のように粘りのある液になること)を容易にする
界面活性剤の1種。2相間の界面張力を小さくする作用が
ある。親水性の強い乳化剤と疎水性の強い乳化剤とがある。
前者は水中油滴型の乳濁液(エマルジョン)をつくるのに
対し、後者は油中水滴型の乳濁液をつくるのに使われる。
代表的な乳化剤としてはステアリン酸ナトリウム(親水型・
陰イオン型)、ラウリル硫酸エステルナトリウム(親水型・
陰イオン型)、アルキルナフタリンスルホン酸ナトリウム
(親水型・陰イオン型)、セチルビリジニウムブロマイド
(親水型・陰イオン型)、ステアリン酸アルミニウム(疎水
型・陰イオン型)、レシチン(疎水型・非イオン型)、
ラノリン(疎水型・非イオン型)、ポリオキシエチレン高級
アルコールエーテル(両型・非イオン型)がある。また、
これらのほかにトラガントゴム、にかわ、澱粉、カゼイン、
カルボキシメチルセルロース、ベントナイト、アルミナゲル
のような乳化安定剤がある。
6・乳化状態
液体粒子がこれと混合しない他の液体中に分散して乳状を
なしている状態をいう。もっとも代表的な例は動物の乳で
ある。油が水の中に分散する場合、機械的に振りまぜて、
乳濁液をつくることができるが、すぐ分離してしまう。
しかしこれに微量の石けんを加えると、油と水の界面に
吸着されて安定な乳濁液ができる。このような作用を持つ
物質を乳化剤と呼び化粧品、殺虫剤、医薬品の製造には
なくてはならないものである。
7・乳香(にゅうこう)
かんらん科の常緑喬木。北アフリカ原産で高さ6mに及ぶ。
幹から採取した黄色透明の樹脂は乳香と称し、焼くと芳香
を発する。古代エジプトでは、初期には宗教儀式や防腐剤
として、後には日常に、サフランなどと共に早くも用いられ
ていた。現在では、通常の香粉、薫香の製造、絵画の表面
保護塗料の他、接着剤やアルコール性飲料の味付けに
用いる。
8・乳剤性軟膏
乳のように白く濁った軟膏で、バニシング・クリームの
ようなものをいう。
9・乳濁液
●=>エマルジョン
10・ニュートラライザー ( Neutralizer )
ニュートラライジング・エージェントともいい、コールド・
ウェーブに際して用いられる酸化剤。もともとは中和剤
の意味であるが、わが国では還元、酸化で統一されて
いるので、酸化剤と呼んでいる。第1液(プロセッシング・
ソリューション)によって軟らかくなった還元毛に作用
させて、弾力性に富んだもとの自然毛にもどす働きを
する。主剤には、過酸化水素、臭素酸塩類などが
あげられるがアメリカで過酸化水素が一般的なのに
比べて、日本では毛をさらす作用を伴うため、臭素酸
塩類が多く用いられる。乳化剤・浸透剤・養毛剤・着色
剤・香料・その他永久性を確保するために必要な物質
が添加されている。
11・ニュートラル・シャンプー ( Neutral shampoo )
中性シャンプー剤のことである。なおニュートランスとは
中和とか中間のことである。