
その他の化粧品・香粧品について!!
{参考文献}理容・美容学習事典(1968年度版)
1・ライス・スターチ ( Rice starch )
米から採った澱粉(でんぷん)で白色の無味・無臭の粉末。
ほかの澱粉に比べて粒子が細かく被覆力(のり)・付着力
(つき)・吸収力が強いので粉おしろい、タルク・パウダー、
洗粉(あらいこ)の原料として使われる。
2・ラウリン酸 [ CH3(CH2)10・COOH ]
グリセリン・エステルとしてパーム油・ゲッタイ樹脂など
種々の植物油中にある。
●=>エステル
3・ラッカー ( Lacquer )
繊維素、あるいは合成樹脂の溶液中に顔料を混ぜた塗料。
乾燥が速く丈夫で、おもに吹きつけ塗料に用いる。普通ラッカーと
いえば、パイロキシリン・ラッカーのことをいう。スピリット・ワニスの
ある種のものをいうこともある。また、美容ではマニキュア、ペデキュア
に使われるエナメル類。飾りとしてヘア・スタイルに吹きつける一種の
香粧品類をさしていう場合もある。
●=>ワニス・ネールラッカー・ヘア・ラッカー
4・落花生油
落花生(ナンキンマメ)の種子に40〜50%含まれこれから採った
油。オリーブ油に似た不乾性油で、よい品は無色または淡黄色で
臭気がない。アラキン酸、オレイン酸、そのほかのグリセリンから
できている。食用・石けん原料・燈用、摩擦を減らす減摩剤などに
使われる。フランスが主産地で中国やアメリカにも多い。
5・ラード ( Lard )
ブタの脂肪組織を溶出して得られる脂肪で、ほぼ白色の
軟膏状。約43〜49℃で溶ける。おもにステアリン酸、
バルミチン酸、オレイン酸からなり、そのほかラウリン酸、
ミリスチン酸、リノール酸などのグリセリドも含む。食用
および医薬の軟膏基剤に使う。圧縮するとラード油が
分別される。常温では固体。ほかの油と混ぜて頭毛用
ポマード、あるいは石けんに使用する。
6・ラノリン ( Lanoline )
羊毛脂または羊毛蝋(ろう)ともいう。羊毛についている
脂肪質の分泌物を石けんなどの溶剤で分離精製して
造った淡黄色・半透明で、ほとんど無臭の物質。
科学的には蝋に属し2〜3倍の水と混ぜても軟膏状を
保ち、皮膚に吸収されやすく、粘膜によく付着する性質
があるので軟膏基剤に用いられる。また水と容易に安定
な乳液を造ることが特長でクリーム、ポマード、養毛剤の
製造に広く用いられるが、少し粘つく欠点がある。
7・ラノリン・パスタ ( Lanolinepasta )
皮膚の収斂剤(収れん作用を促す力のある薬剤)、及び
消炎剤(炎症を取り去る力のある薬剤)である。湿疹の
炎症期、落屑(らくせつ)および挫創(ざそう:にきびの
こと)などに用いる。
○亜鉛華 24%、○脱水ラノリン 50%、○澱粉 24%、
○サリチル酸 2%、などが組成される。
8・ラベンダー油 ( Lavender )
シソ科の植物ラベンダーの花または枝葉を蒸留して
採れる植物性香油で、フランス、イタリア、イギリスが
主産地である。酢酸リナリル、リナロールなどが主成分
で無色または帯黄色の液体で、やきつくような味を持ち
空気および日光によって変質しやすい。香気が非常に
優雅なので高級な石けん・化粧水・香水として重んじら
れる。
9・ラム酒
糖蜜(とうみつ)に水を加えて発酵させて造る蒸留酒。
アルコール含有量は65〜70%(70〜77度)で西インド
諸島が主産地である。古くからベー葉をラム酒に浸して
ベーラムとして養毛剤の原料に使われたが、現在では
あまり使われず、主としてアルコール飲料になっている。