{参考文献}理容・美容学習事典(1968年度版)
「島田」
この名称は、江戸時代の寛文年間、東海道島田宿の遊女達が
結い始めたものといわれ、また寛永ごろの歌舞伎(かぶき)役者
島田万吉の髪の型から起こったものといわれ、また、しまだは、
締めた、という語がなまったものとの説もある。主として若い未婚
の女性に結われる。しめつけ島田・やつし島田・投げ島田・小万・
腰折り・小枝(さえだ)・きりずみ・結び・とりあげ・根細・文金・つぶ
し・かけおろし・いたこ・吉原など島田の名をつけた髷(まげ)が
江戸時代全期を通じて大いに行われた。また文金高島田などは
婚礼に結われる風習となって現今に伝えられている。根を高く
結ったものを高島田・文金島田といい、髷下(まげした)に紋縮緬
(もんちりめん)のような吉野紙を用い、後世にひ縮緬がかけられ
るようになった。根の低く平らなものを、つぶし島田といい、島田の
中央を細くしたもので、鹿子絞(かのこしぼり)の縮緬(ちりめん)を
髻(もとどり)に巻きつけてある。