その他の化粧品・香粧品について!!
{参考文献}理容・美容学習事典(1968年度版)
1・大豆油(だいずゆ)
おもに黄大豆の種子を、圧搾(あっさく)、または搾り出して
得られる乾性脂肪油で主産地はアメリカや満州である。
オレイン酸・リノレン酸・パルミチン酸・ステアリン酸などの
グリセリドからなる。食用・燈用・石鹸・ボイル油などに用い
る。
2・第二液
コールド・ウェーブをかけるときに用いる酸化作用のある
ソリューション。その働きによって中和剤(液)・定着剤(液)・
ニュートラライザーなどともいう。第1液によって還元された
毛髪をウェーブ状に保ち、もとの自然毛に戻すための薬液
である。主剤としては臭素酸塩類(ブロム酸カリやブロム酸
ソーダなど)が用いられる。
●=>コールド・ウェーブ・ソリューション
3・脱色
あるものの色素を抜き去ること。理容・美容では毛髪の
色調を変えることで、その技術をヘア・ブリーチという。
4・脱毛クリーム
粉末脱毛剤に亜鉛華やグリセリンを加えて練ると得られる。
粉末のものと違って、長く保存して置くと薬品が分解する
おそれがあるから、密栓(みっせん)しておかなければなら
ない。
★処方例
トラガント 3%、水 81.5%、硫化ナトリウム 6.5%
グリセリン 9%
●=>脱毛剤
5・脱毛剤
わきの下や、脚部の毛を取り除くのに多く使用され、その他
の場所の脱毛にも用いられる。剃刀(かみそり)で剃っても
数日後にはふたたび黒く生えてくるが、これによると毛穴の
口から除かれるので、普通は2〜3週間に1度の処置で済む
という利点がある。脱毛剤を使う場合は、皮膚と毛髪の蛋白
質が類似したものからできているので、その皮膚の部分が
多少とも損傷を受けるおそれがある。したがって脱毛剤は
皮膚の損傷ができるだけ少なく、かつ脱毛率の大きいことが
必要である。作用時間は、皮膚損傷の心配がなければ10分
以内でもよいが、一般には4〜5分位のものが好まれる。
脱毛剤の型は液状・クリーム(ペースト)状・粉末状の3種が
ある。粉末状のものは水と一緒に練ってペースト状にして
用いる。市販品として使用に便利なのは、おもにクリーム状
で、チューブ入りのものが歓迎されている。原料は主剤と基
剤に大別されるが、主剤はアルカリ、あるいはアルカリ土類
の硫化物、有機のチオール化合体(−SH基を含むもの)など
が使用され、錫酸(すずさん)ナトリウムも有効とされている。
基剤は粉末状とするときは充填剤(じゅうてんざい)に、クリ
ーム状にするときは白色度を増すために、亜鉛華・硫酸バリ
ウムなどが用いられる。ペーストにする場合は、トラガント・
ゴム、アラビヤゴム、ゼラチン、澱粉(でんぷん)などの物質
が使用され、新しくはメチルセルロースなども使用される。
6・脱毛ワックス
最近市販されているものは、まつやに(ロジン)・カルナウパ
蝋・ボイル油などを適当に組み合わせて造られているが、
このほかに、まつやにメチル(可塑剤:かそざい)・みつ蝋・
木蝋などを加える場合も有る。
7・タートラジン (Tartrazine)
ピラゾロン染料のひとつ。美しい黄色酸性の染料で、日光
その他に対して堅ろう度が高く、毒性がないので飲食物の
着色にも適する。
8・卵シャンプー
固形の石鹸シャンプーに黄色染料を混ぜたもの。これは
実際に卵が入っているわけではない。
●=>エッグ・シャンプー
9・タルカム・パウダー (Talcum powder)
タルカム・パウダーはすべすべした冷たい感じを与えると
ともに、汗や水分を吸収するので、俗に「汗しらず」と呼ば
れて夏季の湯上がり後などに用いられる。普通の粉おし
ろいに比べてタルクの量が多く、また消毒剤として硼酸が
使用されている。
★処方例
タルク 85%・ ホウ酸 10%・ ステアリン酸マグネシウ
ム5%・ 香料適量
最近多く市販されているボディ・パウダーはタルカム・パウ
ダーの一種で、香りを主としている。タルカム・パウダーは、
理容ではひげ剃り後の打ち粉として用いられる。幼児用は
ベビー・パウダーといわれる。
10・炭酸カルシウム [ CaCO3. ]
炭酸石灰ともいう。天然に石灰石・大理石・方解石など
鉱石として産出する。実験室では水溶性カルシウム塩
の溶液に炭酸アルカリを加えると、白色沈殿物として
得られる。酸を作用させると炭酸ガスを出すので、その
製造に使われたりするが、天然の鉱石は建築材料・
床板・門柱・敷石などに使われるほか、白色顔料として
も用いられる。
11・炭酸ソーダ [ Na2CO3. ]
炭酸ナトリウムの通俗名で化学工業で最も重要なものの
ひとつである。無水のものは白色の粉末で、俗にソーダ灰
と呼ばれ、石けん、ガラス、水酸化ナトリウムの原料、その
他製紙、色素工業および洗濯用にも使われる。
12・炭酸マグネシウム
普通、薬用炭酸マグネシウムというのは、塩基性炭酸
マグネシウムのことで、一名マグネシア・アルバとも呼
ばれる。日本薬局方では単に炭酸マグネシウムという
が、18世紀にはすでにこの名称で医薬として知られて
いた。制酸剤、緩下剤として、また、おしろい、ベビー・
パウダー、歯みがきなどの中で香料の保留剤、パック
の基剤、ドライ・シャンプー剤としても用いられる。水、
アルコールに不溶。