立兵庫

{参考文献}理容・美容学習事典(1968年度版)

「立兵庫」

 兵庫髪の一種。江戸時代の後期「18世紀末〜」から

明治時代まで、遊女の髪型として結われ、現在も芝居

などで花魁(おいらん)の結髪としてみることができる。

桃山時代の唐輪を起源として江戸初期に結われ始めた

兵庫髷は、その後、根下り兵庫(髷の根の位置の低いもの)、

結び立兵庫(高く立てた髷の先をひねったもの)、横兵庫

(髷を立てず横に寝かせて、真ん中を毛先で巻くもの)などに江戸

中期は発展した。立兵庫は、この横兵庫髷の左右の部分が膨張し

蝶の羽の如くまたは、扇状になったもので、本来は横兵庫髷と考え

られる。なお、唐人髷もこの系統の髪型である。