
その他の化粧品・香粧品について!!
{参考文献}理容・美容学習事典(1968年度版)
1・羊毛脂(ようもうし)
羊脂ともいう。ラノリンのことをいう。
●=>ラノリン
2・陽性石けん
代用消毒薬の一種。逆性石けんともいわれている。一般に
市販されているものの大部分は、窒素を中心とした高分子
量の四級アンモニウム塩、またはピリジウム塩などを原料
としている。石けんといっても固体でなく液体で、水によく
溶けてあわ立ち、洗浄作用もあり普通の石けんと似ている
が、普通の石けんは水に溶けたとき石けんの中に含まれて
いるアルキル基が陰イオンとして作用するのに対して、この
陽性石けんのアルキル基は陽イオンとして作用する。ここ
から陽性せっけん、または普通の石けんと逆のイオンとして
作用するので逆性石けんと名づけられる。石炭酸水・クレゾ
ール水などより消毒力が強い。手指・食器・器具などの
消毒に適し、手指は原液を数滴手に落として洗うか、3%
水溶液で30秒以上洗う。また器具などは、200倍(0.5%)〜
400倍(0.25%)の水溶液に30分間以上浸す。金属器具
のさび止めには亜硫酸ナトリウムを1%くらい加えるとよい。
陽性石けんの長所は、無色・無臭で水によく溶け、あわ立ち
もよく洗浄作用があり、人体に毒性や刺激性のないこと。
短所は蛋白質凝固作用があるので、大小便、吐いたり下し
たりしたもの、下水などの消毒には適さないこと。比較的
高価であることなどである。普通の石けんと併用すると消毒
力がなくなるので注意しなければならない。
●=>石けん
3・養毛料
毛を強くする薬品。ヘア・トニックのこと。いろいろ種類が多い。
主成分はトウガラシチンキ、ヒノキチオール、塩酸ピロカルピン、
コレステリンなどが代表的なもの。使い方は洗髪の後、または
朝晩、脱脂綿にトニックを含ませ、地肌を摩擦し、頭皮の清潔と
殺菌作用を行う。
●=>ヘア・トニック
4・葉緑素
クロロフィルともいわれる。植物の緑色の部分に含まれていて、
太陽エネルギーの助けによって植物が空気中から取った炭酸
ガスと、根から吸い上げた水とで植物に必要な栄養分である
炭水化物を合成する働きを持っている。どういう元素からでき
ているか確定していないが、動物の血液中にある血色素に似
た構造式を持っているらしく、植物体にとって欠くことの出来な
い物質。植物の血液ともいわれている。葉緑素を傷口に付け
ると傷を早く治したり、葉緑素を水に溶かして飲むと血液中の
赤血球、白血球、血色素が増加する。また細菌類の発育を
妨げ、口臭、体臭を消すなど人体に対しても有益な働きがある
ので薬品、化粧品、食料品などにも採り入れられている。
5・抑制剤
普通、鉱物の選鉱に気泡剤・捕集剤とともに石灰を用いて、
選鉱を能率的にできるようにしたものをいう。香粧品関係に
おいては洗髪の際、頭皮や頭毛の油を抜きすぎるのを抑え
るためにシャンプー剤に加えられる物質がそれである。
コレステロール・グリセリン・レシチン・セタノールなどを指し
て抑制剤という。