管理人家族の自己紹介

  皆さんようこそ!
    2001年!を迎へました今年、私共もこの地に
  住むようになって、12年目になりました。
  夫婦と小学5年生になったばかりの娘と3人で、
  大した知識もなく、山に越してきた私たち。
  キャンプ場のお客だった私たち家族が、
  ひょんなことから、キャンプ場を前オーナーから、
  譲っていただける事となりました。

  こちらには、そんな私たちの、山暮らしを
  通して、感じたことや、ぶっつけ本番の暮しを
  綴らせていただきました.。
  釣り好きの夫、編物好きの妻。そして、やはり
  東京に一人飛び出していった娘。
  いろんな事が、あった12年!
   書いてる私も、 「ふ〜」とため息が出ました。
  何はともあれ
  山にいて、今日の穏やかな陽射しが、嬉しい新年です。
  清々しい空気を胸いっぱいに、ゆっくり吸い込みました.
  
   では、  スタート!!

一の瀬との出会い
妻談
ある日、夫が釣りで山に入り、偶然一の瀬の里を見つけました。
来た道からは、想像も出来ないくらい開けていて、
静かな美しい所だったという、印象だったそうです。
その奥のキャンプ場の存在を知ったのは、
それからから2〜3年してからでした。


はじめてのキャンプ
妻談
哺乳ビン片手に舗装されてない細い山道、
ガードレールもない登り道を、
足を踏ん張り、子供を抱きしめての一の瀬林道は、
みちの穴をよける度、
目下にすい込まれそうな谷があり、
声を出すのもこらえて、
たどりついた一の瀬高原キャンプ場は、
夫の言葉通り大自然の中に広がった
日当たりのいい静かなところでした。
渓流のすぐそばに設営して、
子供と2人で、釣りに行っている
夫の帰りを待っていました。

はじめのうちは、原始の暮らしってこんな感じかな?
などと考えて時を過ごしていましたが、
あたりが薄暗くなり始め、
ガスのポンピングもランタンも点けられない私は、
不安がやがて怒りに変わっていきました。
足音に期待し振り向くと、よその人。
何度か、そんなことを繰り返しているうちに
モー許せない!と思ったその時、
暗闇の中からニコニコ顔の夫。
「ごめん、ごめん!遅くなっちゃったね、
今ごろが一番つれるんだよね。
ゆうまずめって言うんだよ知ってる?」と夫。
「し・り・ま・せん!」・・・
あっというまにランタンに点火、まきに着火。
不安な暗闇が、明るく温かなテントサイトに変わり、
いつもと違う夫の生き生きした横顔に、
日常にはない不便のよさを、すこし知りました。

でも、この時はまだ、ここに住むようになろうとは、
夢にも思っていませんでした。

その頃の私たちは、東京下町(両国)で、
工場を経営していました。
3代東京暮らしで、田舎と呼べるところが無く、
釣り好きの夫にとって、
川の近くで住むことは、夢でした。
偶然出会った一の瀬の里が、
気になる日々が始まりました。

時間が出来ると赤いジイ−プに家財道具を
積んでキャンプに出発!
まるで夜逃げかと見まごうぐらいの出で立ちでした。
買い物をする時間も惜しみ、食べる物もろくに持たず、
幼い子供を抱えて危険な山道を、
ひたすら走る車の中で、私は戸惑っていました。
そのころの私達の日常は、仕事に追われ、
私は、わずかな時を見ては、近所のバーゲンに走り、
 気づくと開けていない袋がいくつかあるような暮らし、
物にう埋まった暮らしを送っていました。
そして、何か違うと気づき始めていた頃でした。
3〜4日徹夜仕事をしたかと思うと、仕事が止まって、
お得意さんからの連絡待ちなど、
いつも神経を張っているような感じでした。
キャンプに出かけるのは、連休やお盆休みの前半に
仕事をまとめて、連休が終わりかけた頃、
電話から逃げるように山へ出かけました。
そこでの主人の笑顔と開放感が私にとっての魅力でした。

渓流の音を聞き、時間を忘れて過ごせる贅沢を楽しみました。
現実からの逃避的要素も多大にあったように思います。


床つきテント(我が家建築?)
妻談
夫は、キャンプにかなり力を入れ、床のあるテントを造り、
傾斜地でも川の中でも設営可能と満足げでした。
なんでも納得できるまでするという性格は
一見よい事のように聞こえますが、行動を共にしている者に
とっては大変な不安と忍耐力が必要でした。

床つきテントの寝心地!それはもう、
想像以上に快適なものでした。
が、妥協といいかげんを許さない夫は、
何本もの金属のポールとそれを組み合わせるアングル、
あらかじめテントの床サイズに合わせ、
組み合わせるようにカットしたベニア板を車のキャリアに
ビス止め固定して、綱をかけ現地(キャンプサイト)に持ち込み、
   作業開始・・・。
娘と私は、日陰でお呼びがかかるまで待機。
水準器(レヴェル)をみながらアングルで固定。
もう少しだからね・・・どうしてかなー・・・うううーん、
そんなはずはない?
     ・・・日が暮れかかり、娘はグデ!
「だいたいでいいわよ!くずれなければ!」と私。
「ううーんちょっとまって、もうちょっと。」と夫。
     ・・・「はいはいはい!デキマシタ!かんぺき!ほらね!
床つきだと荷物が床の下に入れられるからね。
はい、運んでくれるかな、ちょっとしたを上げとけば雨が降っても大丈夫。
床があるとテントの中もあったかいでしょう。あっ、くらくなっちゃったね。
はいはいはいごはんにしますか。ね?」
食事が済んだ頃には、ぐったり疲れて「お休みなさーい」

翌朝小鳥の声で目がさめた私は、
雨かしらと思ってテントを開けると、
ひんやりとした風と草の香り。
渓流の音がテントに飛び込んできた。
あっ!雨の音じゃーなかったんだわ!
あたらしい朝って感じがして、開放感が胸に広がる思い!
テントの中をみると主人がいない!
今、何時?4時50分。
釣りに出かけたに違いない!!…勝手なんだから〜。
荷物の整理をして朝の仕度をしていると、
「ただいま〜。」ご機嫌の夫。
「起きる前に帰ろうと思ってたのに。早起きだねー」
「あさまずめですか!」と私。 
「えっ、知ってたの?」







大型テント用のもあったのですが
なにせ10年以上前の話なので
写真が見つからないので
小型のものだけ掲載します




キャンプ場のおじさんとの出会い
妻談
床つきテントの縁側にかけて2人でお茶を飲んでいると、
少し離れたところからキャンプ場の
おじさんがじーと腕組みしてこちらを見ているのに気づいた。
「おはようございます」声をかけると、
首をかしげながら近づいてこられ、「これは?」
「あっ、床つきテントです」と夫。
「ああ、そのようだね。面白い事を考えたね。!」
「まじめな顔で近づかれたので怒られるのかと思った」
と私がいうと、にこっと笑われた。

その後、主人とすっかり話が弾み、
よき理解者を得て夫は大喜びし、その後何をするにつけ、
ここでは、言い尽くせないほどのいろいろの試みを、
いつも好意的に見てくださり、お世話になった。
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